2014年面白かった本15冊まとめ

2014年は64本の書評を書きました。その中から特に面白かった本を一般書籍10冊、小説5冊びました。小説は古典SFが中心です。以前書いた紹介記事へのリンクを貼っていますのでそれぞれの本の詳細はリンク先記事を参照ください。

2014年に読んだ本は全体としては書評に書いた数の三倍程度、150~200冊ぐらいで、その中から書評として書ける本を選んで書いたという感じですね。基本的に、本を読むときは本を塊として読む傾向が強くて、特定の興味があるテーマに関連する本の中から入り口になる本を選んで、その本の参考文献一覧だったり、同一ジャンルだったりを確認して相互に関連が深そうな本を同時進行で読んでいくようにしています。ある本を読むために他の本を読むことで、その本について書ける段階まで知識を収集してから書くという感じなので、一冊の本について書くために4~5冊読み、読んでいるうちにより良い本に出会って最初とは違う本について書くということも多いです。

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一般書籍

1.「エイズを弄ぶ人々 疑似科学と陰謀説が招いた人類の悲劇」セス・C・カリッチマン 著

エイズを弄ぶ人々 疑似科学と陰謀説が招いた人類の悲劇
S. C. Kalichman
化学同人
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紹介記事

「エイズを弄ぶ人々 疑似科学と陰謀説が招いた人類の悲劇」セス・C・カリッチマン 著
HIVは無害でエイズの原因ではなく、治療に用いる抗レトロウィルス薬こそがエイズの原因で、政府、製薬会社、科学者がその有害な薬を売るためにエイ...

2.「江戸の読書会 会読の思想史」前田 勉 著

江戸の読書会 (平凡社選書)
前田 勉
平凡社
売り上げランキング: 361,189

紹介記事

「江戸の読書会 会読の思想史」前田 勉 著
読書というのは孤独な営みであり、孤独な愉しみである。そんな読書観は実は新しいものだ。欧州では読書は黙読ではなく音読が主流であり、近世には読書...

3.「人種主義の歴史」ジョージ・M・フレドリクソン 著

人種主義の歴史
人種主義の歴史
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ジョージ・M・フレドリクソン
みすず書房
売り上げランキング: 381,567

紹介記事

「人種主義の歴史」ジョージ・M・フレドリクソン 著
「人種主義(Racism:レイシズム)」は歴史上どのような過程を経て登場してきたのか?西洋における人種主義の歴史と全体像を丁寧に描いた一冊。...

4.「選挙違反の歴史―ウラからみた日本の一〇〇年」季武 嘉也 著

選挙違反の歴史―ウラからみた日本の一〇〇年 (歴史文化ライブラリー)
季武 嘉也
吉川弘文館
売り上げランキング: 282,135

紹介記事

「選挙違反の歴史―ウラからみた日本の一〇〇年」季武 嘉也 著
「或る地位に就くべき人」を定める方法としては、古来から合議と多数決という二つの方法があった。社会の対立を前提として、そこから「全体的に説得的...

5.「なぜあの人はあやまちを認めないのか」キャロル・タヴリス&エリオット・アロンソン 著

なぜあの人はあやまちを認めないのか
エリオット・アロンソン キャロル・タヴリス
河出書房新社
売り上げランキング: 31,750

紹介記事

「なぜあの人はあやまちを認めないのか」キャロル・タヴリス&エリオット・アロンソン 著
失言や判断ミスを言い繕う政治家、不正を隠蔽する官僚、予言が外れたときのカルト教団の教祖、論文捏造がばれたときの科学者、憎みあう民族、親子で食...

6.「裸はいつから恥ずかしくなったか―日本人の羞恥心」中野 明 著

裸はいつから恥ずかしくなったか―日本人の羞恥心 (新潮選書)
中野 明
新潮社
売り上げランキング: 219,174

紹介記事

「裸はいつから恥ずかしくなったか―日本人の羞恥心」中野 明 著
幕末明治、日本を訪れた欧州の人々が驚いたのが、そこらじゅうに溢れる恥ずかしげもなく裸体を晒す日本の人々である。若い娘が一糸まとわぬ姿になって...

7.「チーズと文明」ポール・キンステッド 著

チーズと文明
チーズと文明
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ポール キンステッド
築地書館
売り上げランキング: 284,755

紹介記事

「チーズと文明」ポール・キンステッド 著
人類の歴史はチーズとともにあった。 チーズと文明posted with ヨメレバポール キンステッド 築地書館 2013-06-04 ...

8.「永楽帝――華夷秩序の完成」檀上 寛 著

永楽帝――華夷秩序の完成 (講談社学術文庫)
檀上 寛
講談社
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紹介記事

「永楽帝――華夷秩序の完成」檀上 寛 著
明朝第三代皇帝永楽帝(1360-1424、在位1402-1424)は初代洪武帝、朱元璋の第四子で武勇に優れ燕王に封じられて北方の守りを任され...

9.「真田三代 幸綱・昌幸・信繁の史実に迫る」平山 優 著

真田三代 幸綱・昌幸・信繁の史実に迫る (PHP新書)
PHP研究所 (2011-12-22)
売り上げランキング: 37,524

紹介記事

「真田三代 幸綱・昌幸・信繁の史実に迫る」平山 優 著
2016年のNHK大河ドラマが真田幸村の生涯を描いた「真田丸」という作品になるそうだ。よく知られているように幸村は後世、創作作品で名付けられ...

10.「蘭学事始」杉田玄白著

蘭学事始 (講談社学術文庫)
杉田 玄白
講談社
売り上げランキング: 46,553

紹介記事

「蘭学事始」杉田玄白著
江戸中期の蘭学医杉田玄白(1733-1817)が文化十二(1815)年、83歳でおよそ半世紀前の蘭学草創の頃を振り返って著した自伝である。玄...

小説

1.「果しなき流れの果に」小松 左京 著

果しなき流れの果に (ハルキ文庫)
小松 左京
角川春樹事務所
売り上げランキング: 19,097

紹介記事

「果しなき流れの果に」小松 左京 著
1965年にSFマガジンに連載され、故・小松左京氏の最高傑作の呼び声も高い同氏初期の傑作。最近SFの古典を少しずつ読んでいこうかなと思い、半...

2.「フランケンシュタイン」メアリー・シェリー著

フランケンシュタイン (光文社古典新訳文庫)
メアリー シェリー
光文社 (2010-10-13)
売り上げランキング: 174,659

紹介記事

「フランケンシュタイン」メアリー・シェリー著
以前、『「地獄への道は善意で舗装されている」ようなストーリーの作品を教えてださい!ジャンル・媒体なんでもいいです!』という「人力検索はてな」...

3.「すばらしい新世界」オルダス・ハクスリー 著

すばらしい新世界 (光文社古典新訳文庫)
オルダス ハクスリー
光文社 (2013-06-12)
売り上げランキング: 9,591

紹介記事

「すばらしい新世界」オルダス・ハクスリー 著
ずっと読みたいと思っていた。1932年に描かれた本作はディストピア小説の傑作として、オーウェルの「一九八四年」と並び称されることも多い。その...

4.「戦国自衛隊」半村 良 著

新装版 戦国自衛隊 角川文庫
KADOKAWA / 角川書店 (2012-10-01)
売り上げランキング: 4,458

紹介記事

「戦国自衛隊」半村 良 著
映画はもう子供のころから何度となく観ていたけれど、原作小説は読んだことがなかったという作品の一つだったのだが、ついに読んだ。やはり日本SF黎...

5.「ロボット(R.U.R.)(岩波文庫)」カレル・チャペック 著

ロボット (岩波文庫)
ロボット (岩波文庫)
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カレル・チャペック
岩波書店
売り上げランキング: 18,195

紹介記事

「ロボット(R.U.R.)(岩波文庫)」カレル・チャペック 著
チェコの劇作家カレル・チャペック(1890-1938)によって1920年に発表されたSFの代表的古典作品の一つ。現在、広く使われる「ロボット...

2014年の書評一覧

2014年に書いた書評記事の一覧です。大雑把に世界史、日本史、それ以外、小説に分けてみました。上記に挙げた本以外でもどの本も面白い・興味深い内容です。

世界史

「生き残った帝国ビザンティン」井上 浩一 著
「パピルス―偉大なる発明、その製造から使用法まで」リチャード・パーキンソン、スティーヴン・クワーク 著
「古代オリエントの宗教」青木 健 著
「ギリシャ・ローマの戦争 (〈1冊でわかる〉シリーズ)」ハリー・サイドボトム 著
「人種主義の歴史」ジョージ・M・フレドリクソン 著
「イエズス会の世界戦略」高橋 裕史 著
「東南アジア 多文明世界の発見 (興亡の世界史)」石澤 良昭 著
「エネルギーの科学史」小山 慶太 著
「チーズと文明」ポール・キンステッド 著
「永楽帝――華夷秩序の完成」檀上 寛 著
「ケーキの歴史物語 (お菓子の図書館)」ニコラ・ハンブル 著
「神聖ローマ帝国 1495‐1806 (ヨーロッパ史入門)」ピーター・H・ ウィルスン 著
「世界戦争 (現代の起点 第一次世界大戦 第1巻)」山室信一、岡田暁生 他編
「東シナ海文化圏 東の<地中海>の民俗世界」野村 伸一 著
「ナポレオン帝国 (ヨーロッパ史入門)」ジェフリー・エリス 著
「民衆の大英帝国―近世イギリス社会とアメリカ移民 (岩波現代文庫)」川北 稔 著
「ジョージ王朝時代のイギリス」ジョルジュ・ミノワ 著
「スペインの黄金時代」ヘンリー・ケイメン 著
ノストラダムスに関する実証研究のコンパクトな入門書「ノストラダムス―予言の真実」
「心霊の文化史—スピリチュアルな英国近代」吉村 正和 著

日本史

「選挙違反の歴史―ウラからみた日本の一〇〇年」季武 嘉也 著
「天皇陵の解明―閉ざされた「陵墓」古墳」今井 堯 著
「織田信長 (人物叢書)」池上 裕子 著
「死刑執行人の日本史―歴史社会学からの接近」櫻井 悟史 著
「日本の核開発:1939‐1955―原爆から原子力へ」山崎 正勝 著
「裸はいつから恥ずかしくなったか―日本人の羞恥心」中野 明 著
「ホームズ船長の冒険―開港前後のイギリス商社」横浜開港資料館編
「海の武士団 水軍と海賊のあいだ」黒嶋 敏 著
「真田三代 幸綱・昌幸・信繁の史実に迫る」平山 優 著
「小田原合戦と北条氏 (敗者の日本史 10)」黒田 基樹 著
「蘭学事始」杉田玄白著
「田沼意次―御不審を蒙ること、身に覚えなし」藤田 覚 著
「江戸の読書会 会読の思想史」前田 勉 著
「安倍晴明伝説 (ちくま新書)」諏訪 春雄 著
「アジアのなかの琉球王国」高良 倉吉 著
「ヨーロッパ文化と日本文化 (岩波文庫)」ルイス・フロイス 著
近江支配と安土城から信長を考える本「織田信長 その虚像と実像」松下浩 著
「犬たちの明治維新 ポチの誕生」仁科 邦男 著
「中世武士の城 (歴史文化ライブラリー)」齋藤 慎一 著
今ホットな安土城謎の直線道路「大手道」論争―「信長の城」千田 嘉博 著
「琉球国の滅亡とハワイ移民 (歴史文化ライブラリー)」鳥越 皓之 著
お城に関するおすすめの入門・概説書「城郭の見方・調べ方ハンドブック」西ヶ谷 恭弘 編著
江戸時代のナポレオン~「江戸の海外情報ネットワーク (歴史文化ライブラリー)」岩下 哲典 著

政治・経済・社会

「ドキュメント アメリカの金権政治」軽部 謙介 著
「石油国家ロシア 知られざる資源強国の歴史と今後」マーシャル・I・ゴールドマン著
「サッカーが勝ち取った自由―アパルトヘイトと闘った刑務所の男たち」チャック・コール/マービン・クローズ著
「グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ」デイヴィッド・ミーアマン・スコット/ブライアン・ハリガン 著
「大学教育について (岩波文庫)」ジョン・スチュアート・ミル 著
「あなたはなぜ「嫌悪感」をいだくのか」レイチェル・ハーツ 著
「ネガティブ・マインド―なぜ「うつ」になる、どう予防する」坂本 真士 著
「エイズを弄ぶ人々 疑似科学と陰謀説が招いた人類の悲劇」セス・C・カリッチマン 著
「記憶をコントロールする――分子脳科学の挑戦」井ノ口 馨 著
「科学者の不正行為―捏造・偽造・盗用」山崎 茂明 著
「米軍基地と神奈川」栗田 尚弥 編著
「なぜあの人はあやまちを認めないのか」キャロル・タヴリス&エリオット・アロンソン 著

小説

「ロボット(R.U.R.)(岩波文庫)」カレル・チャペック 著
「All You Need Is Kill」桜坂 洋 著
「フランケンシュタイン」メアリー・シェリー著
「タイムマシン」ハーバート・ジョージ・ウェルズ 著
「ジーキル博士とハイド氏 」ロバート・ルイス・スティーヴンスン 著
「果しなき流れの果に」小松 左京 著
「戦国自衛隊」半村 良 著
資本論に次ぐ影響を与えたという十九世紀末のユートピア小説「かえりみれば――二〇〇〇年から一八八七年」エドワード・ベラミー 著
隷属への愛が実現する至高のディストピア「すばらしい新世界」オルダス・ハクスリー 著

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