コミュニケーション上で大事なソーシャルスキル

先日読んだ「発達障害かもしれない」にソーシャルスキルについて解説がありました。
ソーシャルスキルとは人が生活し、生きていくための技術のことを指し、アスペルガー症候群や高機能自閉症は社会性の障害であるために、これらが先天的に欠如しています。
アメリカの心理学者レバインはソーシャルスキルを言葉を介さないものと、言葉を介したものとに分けました。
以下の項目の全てに渡って、高機能自閉症やアスペルガー症候群など自閉症スペクトラムの人たちはどうすればいいのか見当がつかないという実態です。
そのため、このようなソーシャルスキルを身につけるソーシャルスキル・トレーニングが発達障害の方々には有用なのだそうです。
これらの項目を見ながら、これはアスペルガー症候群など発達障害でなくとも何らかの指針になる内容だなぁと思いました。

【A 非言語的ソーシャルスキル】
1)挨拶
社会的な場の雰囲気を読み、それにふさわしい行動をとる。
2)強化行動
相手の気持ちを察して、相手をよい気持ちにさせる。
3)相互的行動
友達に親愛の気持ちを行為で表す。
4)協力行動
遊びや仕事で協力する。
5)非言語的キュー
視線や身振りで気持ちを伝える。
6)歩調を合わせる
他人と歩調を合わせ、せかしたり無理強いをしたりしない。
7)社会的フィードバックへの感受性
社会的な相互作用の後、どのようにふるまうかを知っている。
8)他人の行動への理解
相手の行動の意味や意図を理解できる。
9)自分の影響力の認知
自分が他人からどのように思われているか、また自分の存在がどのような影響を与えるかを知っている。
10)他人との争いの解決
攻撃的にならずに、他人との争いごとを解決することができる。
11)場の支配
その場を強く仕切らずに、仲間と関係を持つことができる。
12)社会的回復力
人間関係で失敗しても、回復することができる。
13)自分の売り込み能力
仲間に受け入れられるように自分のイメージを作り上げることができる。
【B 言語的ソーシャルスキル】
1)自分の気持ちを伝える能力
自分の気持ちを誤解されずに正しく伝えることができる。
2)他人の感情を読む能力
他人の気持ちを、他人の言葉から読み取ることができる。
3)仲間言葉の理解
仲間同士の特別な言葉遣いをうまく行うことができる。
4)話題の選択と持続
いつ、どのような話題を、どのくらい続ければよいのかを知っている。
5)ユーモアの使用
適切なユーモアを会話にこめることができる。
6)話し方の切り替え
聞き手の種類によって話し方の切り替えができる。
7)他人の期待の感知
相手が何を知り、何を期待しているのかを知っている。
8)上手な依頼
相手を傷つけないように依頼ができる。
9)誤解の解消
言葉による誤解を解くことができる。
10)感情調和
相手の気分をよくするような話し方をすることができる。

読んでいてもわかるとおり、日常生活を送っている人でもこれらを過不足なくこなせると自身のある人は多くないと思います。少なくとも僕は上記のかなりの部分が苦手ですね。
普通はこれらをきちんとこなすわけではなく、得手不得手あるので必要に応じて使い分けることが出来るかどうかというところにあるように思います。
これらが難しいのは状況に応じてその都度状況と相手のキャラクターなどを把握して判断して使い分けることにあるんだよなぁ。
最近の空気を読め圧力は、これらをこなすことを求めてくるようなところがあるように思うのですが、こういうのって実際は個々人が必要に応じて身につけようとするものであって、外部から出来ていない人に対して除外や嘲笑の対象にするものではないと思うんだよなぁ。
また、ソーシャルスキルだけで過不足無く生活できるかというとそうではなく、今は高度化していて、技能だけではなく知識面までも含めて社会の全体像を把握しないと過不足無く生活するにはちょっと苦労強いられるところあると思います。
とりあえず、個々の項目について自身の振り返りの一旦としてのメモ。一つ一つ見ていくと、常にそんなこと出来ないよなぁ、なんて項目ばっかり。こういうの考えていくと、どのようなシチュエーションでそれぞれどの程度こなせるだろうか、みたいな脳内シミュレーションして、落ち込んじゃいますね。
特に子供向けにソーシャルスキルトレーニングが行われている訳ですが、実際どんなトレーニングをしているのか興味あります。今度調べてみよう。
PS
こういうの、平日午後のスタバやデニーズに集まる奥様方の輪に入れてもらうと凄い訓練になりそうな気がする。ソーシャルスキルの全能力が試される戦場、だよなぁ。あれ。

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