人って変わらないんだなぁと思わずにはいられない500年前の掟

〈悪口〉という文化」という本を読んでいて、戦国大名の大内氏が十五~十六世紀(1495年?)ごろに発布した法令「大内氏掟書」のうち、僧侶や一般の仏教徒に課した禁制があまりに面白かったのでご紹介。

『大内氏掟書』一七四条
「近年、説教や法談の道場で、他の経典を誹謗したり、他宗を罵詈悪口することがあり、誹謗した方もされた方も、憤懣のあまり宗論を行って自分の宗派の玄妙不可思議な道理を主張しようとする。それが高じれば、ついには信者など俗人たちが一揆して喧嘩闘諍に及ぶことがあり、武器を持って騒動するに至る。こうしたことは自由狼藉、言語道断なので、今後は宗論を禁止する。この禁制に背く者は、出家であれば大内領を追放し、それ以外の俗人などは事情に応じて厳しい処罰を行う」

憤懣のあまり宗論(笑)玄妙不可思議な道理を主張(笑)信者が一揆して喧嘩闘諍(笑)
人って500年程度では変わらないんだなぁ。現代では毎日のようにWebで見かけますね(笑)

※説教  :宗教の教義・教典を、信者などに、口頭で説き明かすこと。
※法談  :仏法の要義を説き聞かせること。また、その談話。説法。
※宗論  :宗派の間で、その真偽・優劣を争う論争。
※玄妙  :道理や技芸などが、奥深く微妙なこと。趣が深くすぐれていること。
※不可思議:常識では考えられないこと。考え及ばないこと。異様なこと。

〈悪口〉という文化
〈悪口〉という文化
山本 幸司
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