出産時の父親休暇が無いのは主要国では日本ぐらい

立会い出産よりも仕事様w優先の社会。。。 ニートの海外就職日記
wifeが無事出産した翌日の朝は普通に出社して、午前中にholiday buddy(仕事をcoverしてくれるチームメイト)に担当業務を引き継ぎ。午後からはpaternity leave(父親休暇)を使って3連休に突入して、子供と一緒に退院するwifeを病院に迎えに行ってた。ちなみにこのpaternity leaveってのは有給休暇とは別に設けてある、子供が産まれた際に使える父親休暇で、wifeの世話をするために子供が産まれた翌日から3日間取れる(もちろん有給)。
何せ俺の働いてるオフィスは男が少ないので、wifeが出産した男性社員に遭遇するのは稀だけど、やっぱこっちでは立会い出産は当たり前みたいだな。仕事様の都合wで立会えないなんてバカげた事は有り得ないし、paternity leaveも皆当然のように消化する。
(中略)
ちなみに日本では立会い出産やpaternity leaveはどうなってるんだろうと思って、ググってみたら。。。

父親休業については内閣府が出している平成17年版少子化社会白書でも主要国との比較で日本には法制度が無いことが指摘されている。

(2) 出産時の休業制度-「父親休暇」の制度化に格差
 出産休業は出産する者、つまり女性を対象とした制度であるが、対応する男性の制度(男女とも取得可能な育児休業とは別の制度)として「父親休業」がある。この制度化には各国間で格差があり、フランスとスウェーデンでは、後述する手厚い家族政策を背景に、「父親休業」としてそれぞれ11日、10日間取得できる。イギリスでは従来この制度がなかったが、後述する「ワーク・ライフ・バランス」の動きを背景に、2003年から1週間~2週間の「父親休業」が取得できるようになっている。なお、わが国では労働基準法に規定する年次有給休暇以外の休暇として、配偶者の出産の際に男性労働者に与えられる配偶者出産休暇を導入している事業所は33.1%にとどまっている

各国の出産時の父親休暇
■フランス
出産後11日間(双子の場合は18日間)出産から4ヶ月以内に取得
■スウェーデン
出産後10日間
■ドイツ
出産時の休暇は、制度化されていないが、両親休暇を取得できる。
■イギリス
子どもの誕生から8週間以内に2週間の休暇
休業給付は、事業主が週100ポンド(約2万円)支払う。
■日本
なし(配偶者出産時の休暇制度を就業規則等に規定している例もある)
ほか、海外ニートさんの記事を見るとシンガポールでは出産後三日あるようですね。
日本では上記の白書の指摘の通り各企業の裁量によって父親休暇を設けているところとそうでないところがあり、一般的には出産日は年次有給休暇を消化することで対応しているのがほとんどだろうと思う。ってゆーか、奥さんの出産日に休めないってどんだけブラック企業ですか・・・って感じなんですが、そういう会社が少なからずあるだろうというのは否定出来ない。
しかし、少子化対策が叫ばれながら、かつ、政府サイドでこのような報告書まで出されつつも法制化されないというのはどういう理由なのかよくわからない・・・
ちなみに2009年6月改正の育児介護休業法によって妻の出産後8週間以内に父親が育児休業を取得した場合、特例として、育児休業の再度の取得が認められるようにはなるが、育児休業そのものの取得率の極端な低さ(2008年度で1.23%)を考えると、各自の自主性に任せる限り法の実効性は薄そうだと思う。
結局のところ、会社が閉じた集団であるがゆえに、海外ニートさんが例に上げているような、独特の規範を作り出しているわけで、会社という村社会的集団にどのようにして風穴を開けて個々の会社の規範を一般化していくことができるかというのが重要であると思う。
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