歳取ると「這いよれ!ニャル子さん」の様なゆるーい作品が楽しくなる

今このアニメとパロディ元のラブクラフト作品がかなりのブームらしい。原作シリーズも超売れまくってるとか。元ネタ詳しくなくても思わず調べたい気持ちにさせるのが良いパロディ作品の条件の一つなんじゃないかと思うのだけど、まさにこれがそう。まぁ、それはパロディに限らないか。本でも映画でも読者/視聴者の好奇心を作品をきっかけにして様々な作品へと次々連鎖させるのが良い作品たらしめる条件で、今のところこの作品もその良い作品としての範疇から大きく外れてはいない印象です。

で、この作品の成功の要因は一話のニャル子役の声優阿澄佳奈さん(福岡出身だそう)のおそらくアドリブ台詞であろう「な、なんばしよっとですかぁぁーーー!!!」という九州弁の絶叫だと確信している。間違いなくあれで物語に息を吹き込んだよね。視聴者のハートをがっちり掴んだ。いや、抉じ開けたという方が適切か。

パロディ元であるクトゥルフ神話は20世紀初頭のホラー作家H・P・ラブクラフトとそのフォロワーの様々な作家たちが創造した世界観で、世にもおぞましい邪神たちがじんわりと忍び寄ってきてか弱き人間たちはなすすべなく・・・といった種類のホラー小説の元祖のような作品群らしく、僕も中学生ぐらいのころ読もうと思いつつ断念していました。TRPGの「クトゥルフの呼び声」の方は中学生の頃に何度かプレイしたことがあるのでラブクラフト作品を未読でもなんとか用語などはついていけてます。ひどいゲームででしてね・・・プレイヤーは邪神様たちに立ち向かうこともできず、ただ発狂していく過程を味わうだけという、マニアックにもほどがあるノリが意外と楽しかった覚えが。

また主題歌が、モーパイ(注:モーレツ宇宙海賊)同様、脱力感を誘いつつも、聞き続けるうちに脳内を占領していく、SAN値(Sanity Point)を自覚させないままにごりごり削っていくたぐいのやつなので、特に多国籍企業のマネジメント層や中央官庁の高級官僚などの要職にある皆様は間違っても人前で口ずさんだりしないよう日頃から高度な注意力が必要となります。決算説明会や閣僚ブリーフィングとかでケイオス!ケイオス!とかれっつにゃー!とか言うと取り返しがつきませんので。

とりあえず作品はラブクラフト作品の他、過去のアニメ、ゲーム、特撮、漫画、映画、小説などサブカルチャー全般にわたってパロディというかオマージュと言うかリスペクトというかパク・・・あ、いや、そういうのを徹底的に畳み掛けつつ、面倒な展開や小難しい理屈など一切無くゆるーく進むので主に晩ご飯時に「ながら見」するのに最適だと思います。僕も特に過大な期待などせずこれからも楽しもうかな、などと思っています。ハス太くんあざとい。

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