隠蔽工作のための言辞3ステップ~「人類は衰退しました」第一話

二〇一二年七月から放送が開始された深夜アニメ「人類は衰退しました」の一話が抜群に面白い。舞台は遠い未来、「ようせいさん」に人類の地位を奪われて緩やかに衰退していく”旧人類”の人間たち。主人公の女の子”わたし”はその「ようせいさん」と人間との関係を折衝する国際公務員「調停官」として働いている、というお話。デストピア風なシビアな設定とは裏腹におとぎ話的なかわいらしい映像と軽いノリで、ブラックユーモアや風刺が満載の作品だ。次々と繰り出されるネタに思わず黒い笑いを浮かべずにはいられない、クセになりそうな一話だった。
衝撃(笑撃)の終盤の展開はもちろん、一話中盤の隠蔽工作がツボにはまって我慢ならない。逃げた鶏たちを探して”わたし”と”わたし”さんを「先生」と呼んで尊敬する四人の女の子たちで周辺を捜索していると、一羽、鶏以上の奇妙な状態になった”ソレ”と遭遇する。早速捕まえるべく追いかけはじめるが見事に逃げられてしまう。里の人に知られるのはまずいと考えた”わたし”さんは”高い教育を受けた公務員”らしく、彼女たちに向かって巧みに言辞を弄してみせる。

1)事実の隠蔽
「本件は里の人々には伏せることにしましょう」
2)印象操作
「誰の仕業かは全く持って不明で、どのような被害が出るかわからず、無用な混乱を引き起こす可能性があります」
3)脅迫的誘導
「いいですね。ご家族にも内緒です。それは情報漏洩にあたり、重く罰せられる可能性がある・・・かもしれませんのでくれぐれもご注意くださいね!」
一同
「はい!せんせ~い!」

ところが、すぐに他にもその奇妙なソレが目撃されることとなり上司に「要対処案件だろう」と怒られる羽目になってオチがつく、というエピソードで、色々あるあるすぎて、しかもネタがネタだけに笑うに笑えずひじょーに困った心理状態に追い込まれてしまったのだった。後は一話を繰り返し見てしまう中毒者の出来上がりというわけで。
そして、クライマックスの衝撃展開はすごい”引き”で続きが気になる、気になりすぎる。TOKYO MXで毎週月曜日深夜25:30~他各局でテレビ放送、およびニコニコ動画などでネット配信されるとのこと。これから楽しみなアニメの一つだ。
ニコニコ動画で無料配信中の第一話

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