ゆかなさんが語るアニメ氷菓の入須冬実のキャラクターについて

毎週金曜日に配信されている、先日放送が終了したアニメ「氷菓」のラジオ「古典部の屈託」の入須冬実役ゆかなさんがゲストで来られた11月2日配信回での入須冬実についてのお話がとても面白かった。パーソナリティは福部里志役の阪口大助さんと千反田える役佐藤聡美さん。

8分46秒付近~10分57秒付近より
阪「結構ね、入須先輩もちょっと、ね。あのチャットではちょっとだけ弱いところが見えたりもしたじゃないですか。」
佐「あぁ。」
ゆ「と、いうか、だから、だ・か・ら、みんなが勝手にそうやって女帝とか強いとか言っているだけで別に入須は入須で普通に二年生なの。ふ・つ・う・な・の!(笑)ね、普通の人だから。まぁ若干、だから、ちょっとこう、色々考えていたことが他の人より多分絶対量も多いんだよ。背負ってるものも大きいから。ね。」
阪「たーだもうほら、コントロールする術(すべ)を持っているのでね。」
ゆ「それは・・・ポテンシャル?(笑)」
阪「入須先輩のポテンシャルが高いんだっつーの(笑)」
佐「高過ぎますねぇ。」
阪「二年生とは思えない(笑)」
ゆ「でも、でもね別に本人のせいではない。咎(とが)ではない!でしょ?(笑)」
阪「いやーなんかね、えるちゃんに出してたアドバイスを聞く限り怖ぇなと思いましたよ。」
ゆ「いや、でももっと怖いのはやっぱりえるの方が本能でそういうことをやっているからだよ。」
佐「あー。」
ゆ「あの、入須の方は、あの、ロジカルに理解している。」
阪「そうだね。こうすればこうなるっていうことだからね。」
ゆ「そうそうそう。だってどっちも、あの、千反田家も背負ってるもの大きいじゃない?」
佐「そうですねぇ。」
ゆ「だから、背負ってるものの大きい人たちって色んなことを考えてたり、色んなことをこなさなきゃいけない絶対量が多くて、小さい頃からね。だからそれをどうやって乗り越えてきたかっていうアプローチが結局積もり積もって分岐していくわけじゃない?それをたぶんロジカルに、あの、(ロジカル)な理解で乗り越えてきたタイプと・・・。」
阪「まぁ理詰めでやっていくタイプと、こう天然で・・・」
ゆ「そうそう。触覚でこう、この道は通れる!と。」
佐「はははは。」
阪「感覚主義!」
ゆ「でもある意味やっぱりそっちの方が天才だもんね。」
佐「はぁ~なるほど。」
阪「天才ですってよ(笑)」
佐「そういう風に考えたことなかった(笑)えるが天才・・・。」
ゆ「いやいやいや。あの、天才は天才だってことを考えたこと無いのは当たり前だから。天才だから。秀才が天才のことを考える。凡人も天才のことは考えないけどね(笑)」
阪・佐「ははははは。」
ゆ「憧れるけど、うーん、って。あーなんだろーあれ~?って思うの」
阪「凡人はウェーイって(笑)」
佐・ゆ「はははははは」
阪「なんかすげー、でとりあえずポテトでも食って帰るかーって(笑)」

女帝こと入須冬実先輩の登場は八話~十一話の「愚者のエンドロール」回でそのエピソードを踏まえてのお話だけど、十二話から十七話の「クドリャフカの順番」をとても示唆する内容になっていてとても興味深かった。

「クドリャフカの順番」で天才に嫉妬していたのが、嫉妬せずにはいられない状況に追い込まれていたのがどれもその道の秀才たちで、その想いが切ない物語だったんだけど、入須のキャラ造形を通して天才と秀才の、その分岐が語られていて、聞いているだけで、様々な登場人物たちが大きな物語の流れの中に位置づけられる精緻な作品だったなぁということが再確認させられた。

乗り越えなければならない絶対量の多さとそれに対するアプローチの積み重ねが分岐していく過程で、天才と秀才の間に差が生じる、というあたりの洞察は流石だと思う。秀才に限る訳ではないけれども、ロジカルなアプローチでもって真摯に人生の課題を考察し、乗り越えようとしてきた人こそが天才を考え、天才を想い、天才に嫉妬する、ということの切なさは、「アマデウス」とかを例に出すまでもなくドラマの題材として古今東西語られてきたものでもあるなぁ。

ところで、入須先輩だけが天才に嫉妬しなかった唯一の秀才の登場人物という位置づけに見える。奉太郎をやり込めつつも認めていたり、えるにアドバイスを贈りあるいは方向修正を促したり、天才を天才として扱う術を持っているのがとても興味深い。「クドリャフカの順番」のクライマックスでの漫研河内先輩と摩耶花の会話が切な過ぎて涙なしには見られなかったことを思い出すに、入須先輩すごいよやっぱ。

そのうち氷菓についてはちゃんと感想書きたいです。

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