病気の時のセカンド・オピニオン化する検索エンジン

最近近しい人が体調を崩して入院したのですが、そのときの近親者たちの対応についてちょっと気になったことを。
検査結果が出るまでの間、近親者は医者の意見とは別に、まず、その人の病状に係るワードでgoogleで検索するわけです。で、検索結果で出てきたいくつかのページの記述を見てあれこれ推測して、大丈夫そうだ、とか、ちょっと危ない症状なんじゃないか、とか、予断を入れてから、医師の意見や、検査結果を待つ、というプロセスを辿っているようです。
これ、当然近親者にしてみれば心配なわけですし、ググってしまうというのは、ネットがある限りにおいて、身近な人が病気になったときのごくありふれた行動だと思います。僕も確かにググっちゃいますし。で、素人ですから、検索結果で出てきたページの信憑性は判断できないが、しかし、内容から信用できそうなものを選んで、なんとなく病状を把握しようとします。
いわばgoogleが医療に関してセカンド・オピニオンとして機能している。
しかし、検索結果は本当に正しい内容が書いてあるのかというと、ピンキリでしょう。googleの検索結果というのは基本的に被リンクの量と質で判断されているわけで、医学的に正しいかどうかと検索結果の順位とは必ずしもイコールではないはずです。当然、多くの医療に関する記述のページにも、独自に判断せず専門家に聞くよう注意書きがなされていますが、それでも検索結果の上位数件のページの記述からなんとなく病状を判断しようとする。
検索する側はあくまで参考程度にとどめて、原則、医師の意見に従うというのが当然リテラシーとして求められることなわけですが、それと同時にgoogleやその他検索エンジンの運営会社は、医療や健康に関する検索結果のページの信憑性について、専門家の意見を聴いた上で、検索結果の表示順位や、そもそも検索結果に表示するかどうかまで含めて決める必要があるんじゃないだろうか。
というかまぁ、素人のぱっと思い付きの一意見なので、専門家の方々の間ではすでになんらか動いていたり、googleはじめ検索エンジン各社もそういう対応をしているのかもしれないですが、検索エンジンがこれだけ生活インフラとして浸透していると、まずググって、なんとなくわかった気になって、医師にかからず手遅れになるという、致命的な本末転倒がおきたりする可能性も少なからずあるんじゃないかなぁと思った次第です。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

フォローする

関連コンテンツ

スポンサーリンク
スポンサーリンク