「翠星のガルガンティア」レドが辿りついた地球は過去か?未来か?同時代か?

「翠星のガルガンティア」毎週楽しく観ていますが、レドとチェインバーが流れ着いた地球は彼らが宇宙戦争を繰り広げていた世界と同時代なのか、それとも過去か未来かにタイムリープしているのか、想像するところを簡単に整理してみるエントリです。基本的には拙い妄想を書き連ねているだけ。

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1)過去?

人類とヒディアーズの存亡をかけた総力戦開始よりもはるか昔の地球の姿だとすると、地球の伝説に残るとされる宇宙に逃れた人々は未だ宇宙を彷徨っているか、あるいはようやく文明を築き始めているころでしょうか。人類銀河同盟という名前からして、当初は全体主義的軍事国家ではなく、緩やかな政体だったのかもしれないと思わせます。

地球は長い氷河期が終わり、幸運な生き残りの人類は氷河期のサバイバル過程で旧文明の知識を喪失、自然との共存を始めた。または、一旦宇宙に逃れた人々が氷河期の終焉を確認して戻ってきたが、海上生活を余儀なくされるうちにその技術を喪失したということかもしれないですね。

過去だとするとどうなるのでしょう。共存共栄していた人類とクジライカ(ヒディアーズ)との対立の火種にレドとピニオンたちが火をつけることになるのでしょうか。あるいは全く別の要因が、例えば宇宙に逃れていた人々の復帰が新たな火種になる展開でしょうか。後者だと、過去に設定する必然性が無いかなと思います。あるいは、長きにわたる対立の根本を断ちきってクジライカ(ヒディアーズ)との共存をレドも学ぶことで未来を変えることになるのでしょうか。

個人的には、過去の可能性は低いんじゃないかなと思っています。過去だとすると、共存共栄・相互扶助のガルガンティア世界の未来にあるのが、苛烈な総力戦に明け暮れる自由無き軍事国家でしかないという絶望感は、克服するには大きすぎるし、またレドが変わった程度ではいかんともしがたい。そういう大きな問題を変えるとすると、自ずとセカイ系的な展開にシフトしていかざるを得ないので、現在の作品世界からの大転換が必要になりそうです。

登場人物たちの決断と行動で過去にさかのぼることで未来の世界を変えるという王道か、あるいはどれほどあがいても未来を変えられない運命の残酷さを描く、というのが過去への時間旅行の主テーマだとすると、そのどちらも、全宇宙を背景とするガルガンティアの作品世界とは今一つ相性が悪そうです。

2)未来?

未来世界だとすると、人類とヒディアーズとの戦いは、おそらく人類の敗北によって終結し、人類銀河同盟は瓦解、一部の生き残りが命からがら地球に辿り着き、超文明を喪失して海上生活を送っていて、ヒディアーズも人類の脅威を取り除いたことで過度の攻撃力を失い、なんらかの経路で地球に到来、過去の敗北の記憶がクジライカへの畏れとして残り、過酷な戦乱の記憶(勿論、具体的には失われ、日常に適応する形で慣習としてだけ残る感じ)の上に共存共栄社会を築いているという感じでしょうか。

戦国時代の後の江戸時代、苛烈な宗教戦争の後の欧州主権国家体制、総力戦となった二度の世界大戦の後の国際協調体制、など戦争の後の共存共栄社会の建設はオーソドックスな世界観だと思います。

未来世界の姿だとすると、人類が対立をいかに克服してきたかという歴史の謎を、海中に沈んだお宝をサルベージすることで解き明かしていく過程になるでしょうか。または、ヒディアーズとの対立を克服するために何をすべきかという共存の仕組みをレドが学ぶ物語になるでしょうか。あるいは、レドによって、不可侵の慣習によって守られていたクジライカとの対立が再燃し、再び人類の危機が訪れることになるでしょうか。

しかし、あくまで個人的な意見ですが、いくつか想像できる未来像のいずれもが、必ずしも未来世界である必要が無いようにも感じています。ガルガンティア世界は非常に前向きなテーマが全面的に押し出されていて、特に常在戦場の社会から共存共栄の社会へという、技術や文明の度合いを別にするなら、社会としてはリニアな移行でもあるので、未来世界であってもいいけど、未来世界でなくても充分に未来世界としたのと同様な物語が成り立つ構成であると言えそうです。

3)同時代?

ということで、個人的にはタイムリープ等は無くてシンプルに同時代の世界なんじゃないかと、現在の七話まで観た時点で思っています。例えば伝承で宇宙に脱出した人々がいる、というのがありましたが、戻ってきたというような話は示唆されていないですし、タイムリープ的な移動は特に伏線としても描かれていないように思います。

同時代でも地球が発見されていないのは、もしかするとヒディアーズの居住地域の先にあるからかもしれないと思ったりします。一話でレドとチェインバーが落ちていくのはヒディアーズの巣の方向でしたので、なんらかヒディアーズの巣を抜けて地球へと墜落してきたのかもしれないと思ったり。とすると、地球の海底にいるクジライカが銀河道と呼ばれる稲妻を使って宇宙へと渡りヒディアーズとなっている、ということかもしれません。

あと、予想として、ピニオン一味とサルベージを開始したレドが海底に沈むクーゲルのストライカーを発見し、コールドスリープから蘇生したクーゲルとレドとの意見の対立みたいなのが後半描かれていくんじゃないかとは思います。また、もしも地球がヒディアーズの供給源になっているとするなら、レドが同盟と通信がついてしまったら早晩人類銀河同盟は地球を総攻撃し始めるでしょう。その葛藤もまた描かれるかもしれないと思ったりもします。多分軌道エレベーターっぽいものが設定資料に登場しているようなので、それもまた何か重要な役割を担いそうですね。

鬱展開にするなら、エイミーを始めみんな殺されて人類銀河同盟の総攻撃に一人立ち向かうレドという構図に、さらに超鬱展開にするなら、軍令には逆らえず己の無力さを悟ったレドによってガルガンティア船団は壊滅、地球でのクジライカ殲滅戦などレドは戦闘の日々に戻るという地獄絵図も妄想できますが、白虚淵だそうなので、そんなことは全く無くもっと異文化交流、共存共栄、癒しと再生と和解と赦し的なほっこりコースだろうと信じています。

チェインバーとレドの別離とかあったら泣いちゃうので、それは許して欲しいです。もう二度と動かないチェインバーみたいなシーンとかあったら、戦争より鬱ですまじで。

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