映画で観たい日本史上の人物というと宮武外骨

記事が書きあがらないので軽い小ネタでも更新してみる。かねがね、映画にするなら宮武外骨が面白そうと思っているのだけど、容赦ない天皇・元勲・政治家風刺の数々(憲法発布時の明治天皇を骸骨に描いた風刺画書いたり)は現代社会でも色々あちらこちらに差し障りがあるのだろうから、たぶん無理なんだろうなぁ。まぁ、ウィットに富んだ鋭い風刺から、ただの悪口だろそれ、ってものまで幅広いので、ギリギリアウトなネタには事欠かない。

もし外骨が英米の人物だったなら、ジム・キャリーとかトム・ハンクスあたりが愛嬌たっぷりに奇人振り・反骨な精神を熱演して、ミロシュ・フォアマンとかポール・トーマス・アンダーソンとかコーエン兄弟あたりがリベラルな空気感を漂わせつつおもろうてやがてかなしき的な佳作に仕上げて、またアカデミー賞狙いかよ、とかメディアでネタにされつつも、愛される作品になるんだろうけれど、日本だとどうしても倫理的な偉人伝かその反対にゴリゴリ反権力的な方向に行って、あっちこっちが吹き上がって、あーあ、な展開になりそうなのでねぇ。

個人的には板垣退助が隈板内閣の成立(1896年)で警察・思想統制・地方行政などを主管する内務大臣に就任したときに板垣の名言「板垣死すとも自由は死せず」を皮肉って「自由死すとも板垣は死せず」(自由は死んだのに板垣は死んでないのかよ。生き恥晒して憐れだなうんぬん)と書いたというエピソードが好き。隈板内閣の末路(野合してまで内閣作ったはいいけど、派閥対立で自壊)まで考えるとブラックジョークがきつくて、にやにやとさせられる。

ほか、以前ブログに書いた映画・ドラマにしたら面白そうと思う日本史上の人・エピソードとしてはこの辺かな

豚が日本を救う?明治四年の教育ベンチャー「布田郷学校」
江戸幕府を震撼させた国書偽造スキャンダル「柳川一件」の顛末
近世日本の大海運網を確立させた強欲商人「河村瑞賢」
日本の啓蒙時代を切り拓いた夭折の天才「富永仲基」の思想
「ザビエルの同伴者アンジロー―戦国時代の国際人」岸野 久 著
如何にして富士山は日本の象徴となったか~老宗教家「食行身禄」の自死

布田郷学校の話とかクドカンや三谷幸喜脚本で面白おかしく作れそうな気がするんだけど。

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