クリスマスイブということで

アメリカノ神学者ラインホールド・ニーバーの著書「アメリカ史のアイロニー」から希望と信仰と愛と赦しについての一節を。

『いかなる価値あることも、人生の時間の中でそれを完成することはできない。それゆえひとは希望によって救われねばならない。いかにまことで美しく善きことであっても、目に見える歴史の現実の中でそれを明白に実現することはできない。それゆえひとは信仰によって救われねばならない。いかに有徳な者であっても、ひとのなすことは、ただひとりだけでは達成することはできない。それゆえにひとは愛によって救われるのである。たとえわれわれから見て有徳な行為であると思えるものであっても、われわれの友人あるいは敵から見ればそれは有徳だとは感じられないものなのである。それ故にわれわれは赦しという愛の究極的な形によって救われねばならないのである。』(ラインホールド・ニーバー著「アメリカ史のアイロニー」P102-103)

「赦し」についてはドナルド・B. クレイビル著「アーミッシュの赦し」で整理されているこの理解を僕は好んでいる。

『赦しとは、赦して忘れることではなく、むしろ赦したことがいかに癒しをもたらしたかを記憶にとどめておく(remember)ことなのだ。記憶するとは、悲劇と不正に寸断された(dismembered)生のかけらを広い集め、何かしら完全なものに再び組み入れる(re-member)ことである。残忍な犯罪を忘れることは個人としても集団としても困難だが、忘れ得ぬことをどう記憶にとどめておくかは自分の意志で決められるし、我々は実際、そうしている。』(「アーミッシュの赦し―なぜ彼らはすぐに犯人とその家族を赦したのか」P281)

I wish you a merry Christmas

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